Q.1 ジェットスキーのバッテリーは、バイクに比べて消耗が早い気がしますが・・・
基本的な構造はどちらも同じようなものですが、使用方法・用途が異なるため、バイクに比べてジェットスキーの方が、バッテリーの寿命が短い傾向にあります。主な原因は3つです。
(1)限定したシーズンしか使用しない
ジェットスキーは4月〜9月の暖かい気候の時期しか乗らない方が多いので、バイクよりも放置期間が長い傾向があります。バッテリーをまったく使用しない状態でも、自然放電によりバッテリー性能は低下します。(詳細は後程)
(2)セルを多用する
ジェットスキーもエンジンが古くなると始動性が悪くなり、エンジンをかけるのにコツが必要になります。ジェットスキーをお店の貸出業などで使用する場合は、様々な人が利用しますので、エンジンがかからないと必要以上にセルを回してしまうことも珍しくありません。バッテリーにとっては、大きな負担となります。
(3)走行時間が短い
ジェットスキーもバイク同様、走行中にバッテリーを充電しますので、走行時間が短いと充電時間も短くなり、充電不足に陥りがちです。(2)のようにセルを必要以上に回して、ちょっと乗ってすぐにビーチに戻ってくる・・・ウェイクボードのトーイングで、エンジンの停止/始動を繰り返す・・・という使い方を繰り返すと、バッテリーはすぐにあがってしまいます。
Q.2 バッテリーの自然放電は寿命を縮めるのですか?
バッテリーの自然放電(自己放電)は、最もバッテリーを傷める原因の1つです。自然放電状態で放置することにより、極板のサルフェーション現象を招きます。
サルフェーション現象
白色状の硫酸鉛(PbSO4)が結晶化し、電極板の表面を覆う現象です。この物質は電気を通さないため、化学反応面積の減少によりバッテリー性能が低下します。鉛バッテリーがダメになる原因の80%が、このサルフェーション現象と言われています。
サルフェーション現象が起きたバッテリーは、充電してもバッテリー液を補水しても、性能は回復しません。
Q.3 バッテリーを長持ちさせるコツはありますか?
最も効果的なのは、シーズンの終わりに充電して保管することです。バイク用バッテリー充電器で満充電した後、湿気の少ない暗所で保管してください。自動車用バッテリー充電器では、充電電流が大きすぎて過充電になり、逆効果な場合があります。
翌シーズンになったら、使用前にまた満充電してからジェットスキーに取り付けましょう。
シーズン中でも2日以上動かさない場合は、バッテリーの端子を外すことをおすすめします。車体に取り付けたままだと放電量が増加し、消耗を早めてしまいます。面倒な場合はマイナス端子を外すだけでも結構です。
(*)バイク用として使う場合にも、同じことが言えます